この記事がおすすめな方
●これからドローンを始めてみたい
●ドローンの種類を知りたい
●ドローンがどのような用途で使われているか知りたい
知っておきたいドローンの用途や種類
ドローンはどういう時に活躍するの?
ドローンが主に活躍する場面は、高い場所での作業などで非常に役に立つシチュエーションが挙げられます。特に、ドローンは従来のヘリコプターのような有人飛行機よりもずっと小さく、軽量です。そのためドローンを使うことで、これまでできなかった作業が可能になったのです。そしてこれからご紹介するドローンたちはその機能をより効率的に発揮するために、場所や用途によって作り替えられた様々な大きさや形のドローンたちになります。
回転翼ドローン
出典:Wikipedia
基本的なドローンはここに分類されており、ドローン以外で分かりやすい例としてはヘリコプターをイメージしてもらえればと思います。上下に飛び上がることができ、空中で止まることができます。だから、工場などで機械を見る時に使うのに適しています。ただし、一回の飛行時間は他のドローンより短くて、速度も遅いので、何度も飛ばす必要があります。またメンテナンスが若干複雑な部分もあるのそこは考慮して使うことが出来れば有用に使うことができるでしょう。
マルチコプタードローンは、小さい回転する羽根が4つ、6つ、または8つついているドローンのことです。シングルロータードローンと比べて安定性が高く、空中で止まることができるので、操作が簡単です。
固定翼ドローン
出典:エアロセンス
固定翼式ドローンは、羽根が平らな形状で、回転翼式ドローンよりも少ないエネルギーで長距離を飛ぶことができます。そのため、地図作成や農薬散布などの長時間作業に向いています。固定翼式ドローンは速く飛べる上に、回転翼機よりも効率的に長い距離や時間飛行することができます。そのため、幅広い範囲での調査や測量などにも使われます。
高い高度と速度で飛行することができ、同じ時間でより長い距離を飛ぶことができます。また、回転翼式ドローンよりも重い荷物を運ぶことができます。その特性から将来的には山間部などで目視外でドローン配送する際の選択肢としても期待できる機体でもあります。
業務用ドローン
業務用のドローンには、様々な種類があり、それぞれに適した使い方があります。
地形の測量では100メートル以上の高さにドローンを飛ばし、距離や地形そして場合によっては温度や湿度までを計測することができ、従来測量に要していた労力を大幅に削減することが出来るような効果が見られます。
また農業用としても多く利用されており、主に農地の解析や農薬散布などに使われております。高齢化が多く叫ばれている農業分野に置いて、広い敷地をカバーするためには空から撮影や作業が出来ることは、労働力問題を解決するために大きく貢献しており、より知見が増えてくることによって日本の農業の底上げも期待される用途として使用されております。
その他にも映像撮影では空からの撮影には欠かせないようになっており、不動産物件の撮影などこれまで撮ることが難しかった角度での映像が簡易に取得することが出来るようになりました。また、セキュリティー面でも人では見切れない箇所や時間帯でのドローンの貢献度も顕著に見えてきたのが昨今のドローン事情と言えるでしょう。
マイクロドローン(小型ドローン)
出典:Insta360
ドローンの用途が様々な方面に使うことが出来る認知が広まってきたことによって、様々な箇所にドローンを活用したいというニーズが出てきました。
その最たる例の一つが建物の内部や管路、狭い場所での点検作業などになります。そんな狭い場所で使うことが出来る小型ドローンが徐々に需要を増してきています。狭い場所や暗い箇所では電波が届きにくいというデメリットがあります。通常の業務用ドローンは電波を拾ってそこから飛行経路を計測して航行するのですが、電波を拾えない箇所でも動かすことが出来る小型ドローンの有用性が注目されているのはそういう点にもあります。
そこに使用されいるマイクロドローンは、およそ数十gの軽い機体で大きさ的には手のひらサイズの機体になります。このサイズの機体はドローンレースなどでも活用されており、多くの機体はFPVと言われる遠隔で映像を見ることが出来るゴーグルを着用して操縦することになります。そのため目視で操縦する通常の業務用のドローンとは少し異なった操縦技術が必要とされるのがマイクロドローンとなります。
マイクロドローンは業務用ドローンよりもGPSの補助も無く制御が効きにくいため、個人的には業務用ドローンで操縦が出来る人も再度マイクロドローン用の操縦は慣れた方が良いと感じております。
番外編 水中ドローン
出典:chasing
最後に最近徐々に新しい利用方法が模索されているドローンをご紹介したいと思います。
それが水中ドローンです。
これまで無人探査機が水中で活動する場合、主に深海を調査するため目的で使用されていました。これまでの潜水艇のような無人機は、海の深い部分に潜るために高い水圧に耐える必要があり、そのためにはその水圧に耐えることが出来る大きく頑丈な機体が必要になっておりました。
2020年頃から徐々に発展し、市民権を得てきたドローンの技術を応用して、小型の水中探査機が点検や調査などで使われるようになってきました。世界各国では様々な水中ドローンが開発され性能が向上したことによって、水中という危険な場所でもドローンを使いたいという需要が増えてきました。
社会問題として高齢化や担い手が少なくなっていくことから、今後の水に関わる産業を支えるためには水中で作業を行うことができる機械が欲しい!という需要が増えてくることによって、それに適した従来より小型な水中ドローンが注目されるようになってきたいう潮流が出来てきました。
水中ドローンの使用用途として見込まれているのは、危険の伴うような港湾作業や水中置かれている点検が必要なもの、などが検討されております。そして今後は漁業で養殖の繁殖チェックなど様々な広がりが考えられており、業界団体を中心にどんどん盛り上げていこうという機運が高まっているのが水中ドローン業界となっております。
こちらのサイトでも水中ドローンの進化はどんどん追っていきたいと思っております。
まとめ
さて、ここまで様々なドローンをご紹介してきました。
形や機能が大きく異なるドローンを紹介させていただきましたが、これらに共通しているのは「誰かの困ったを解決する」ということです。
ドローンならば人が届かない高所や狭小作業を行うことを代行する役目。水中ドローンであれば危険な水中作業を代わりに行ってもらうという役割。
日本は人口が減っていき、労働人口も減っていくと言われております。そんな環境の中でも産業を継続していくためには、労働を代用する存在が必要となってきます。
そんな時に非常に便利になるのがドローンの存在になる、と言われております。
時代が進んでいく中でも、人を助けてくれるツールとしてのドローンの進化を私は楽しみに日々追っていっています。何かの縁でこの記事をご覧いただいたみなさまも、これからドローンをうまく活用するためにも少しずつ情報を追っていってもらえれば、より発展した便利なドローンを知ってもらえるのではと思っております。
みなさんもドローンを楽しみましょう!