本日もドローンに関連する株式銘柄をご紹介していきながら、どのようにドローンと関連しているのかといった業務内容も追っていきたいと思います。
今回ご紹介するのは銘柄コード:2667 のJASDAQ市場に上場している株式会社イメージワンをご紹介していきたいと思います。
ドローンの企業、としてはそんなに知名度がある会社ではないかもしれませんが、2020年にコロナウイルス騒動が発生した際には一躍有名になった企業でもあります。一体コロナ対応からドローン関係まで、一体どんな企業なのでしょうか。
ドローン側の目線でも見ながら、イメージワンの事業を見ていきたいと思います。
会社概要
まずはイメージワンの会社概要から見ていきたいと思います。
社名 株式会社 イメージ ワン(英文名:ImageONE Co., Ltd.) 設立 1984年4月11日 資本金 1,992百万円(2020年9月30日現在) 売上高 1,979百万円(2020年9月期) 社員数 50名(2020年9月30日現在) 関連会社 株式会社エンパワープレミアム 許認可等
- 第二種医療機器製造販売業
- 医療機器製造業
- 高度管理医療機器等販売業貸与業
- 医薬品販売業
このように設立1984年と、ITを主戦場とする企業の平均からすると非常に社歴が長い企業の一つとなってくることでしょう
また、自分たちの資源を使って、今の時代の流行を見つけ、新しいツールやサービスを作ることが上手な会社でもあります。
イメージワンの主なビジネスは、医療や地球環境などに強い企業になります。これらの分野で、画像処理やソリューションサービスを中心に仕事をしています。
それでは実際にどういうドローンに関連するサービスを取り扱っているのでしょうか?
具体的な製品やサービスについてご紹介していきたいと思います。
製品・サービス概要
確かな技術を持ち、多角的な分野に参入しているイメージワン。
2020年にかけては新たな試みとして、新型コロナウイルス対策に関する製品を早くから着手・発表していたことから動意づいていった銘柄の一角となりました。主に医療機関向け・一般企業向けの抗原検査キット。そして医療機関向けの遺伝子検査の技術などを発信し、一時期は2週間程度で株価が3倍に跳ね上がるなど人気化した銘柄でもあります。
そんな企業であるイメージワンが、全く違う分野のように感じるドローンと関連している技術に関してご紹介していきたいと思います。
GEOソリューションは、ドローン関連の製品が含まれています。主に、建物や現場を測量するときに使うソフトウェアを売っています。例えば、Pix4Dというソフトウェアを使ってドローンで空撮した画像を処理することができます。
同時に、測量サービスなどのサポートも行っています。社内にためこまれた経験をもとに、ドローンなどで取ったデータの画像処理や地理情報システムの解析を代行したり、相談したりすることで、これらのサービスを提供しています。
イメージワンは画像処理に強い企業です。これまで医療分野で身につけた技術を、ドローン分野でも使っています。
今後の企業の展望
それではイメージワンの売上や利益などを見ていきながら、今後の展望を見ていきましょう。
2021年9月期のデータからここまでの推移を見ていきたいと思います。
売上高は四半期ごとではやや昨年比では落ちているところも見られつつも、おおよそ通期ベースでは右肩上がりと見ていいでしょう。一方経常利益などの各利益ベースで見ていると昨年は大きく赤字を出してしまっていましたが、本年度は赤字を縮小してきており各利益ベースでも本年は通期黒字見込みで出しているところから、2020年度に仕込んでいた事業がようやく花開いてくるようになってくるのか、動向を注視していきたいと思います。
時価総額は7000億円程度とそこまで大きく無いことから、今後同社の技術が大きく跳ねたときには大きな株価の上昇も見込まれる余地がありますので、イメージワンの動向には注視していてもいいのではないでしょうか。
投資戦略
イメージワンの銘柄特性のようなものも見ていきましょう。
イメージワンはJASDAQに上場している銘柄となります。盛り上がっている時の出来高は大きくなりますが、それ以外の平時にはそこまで常時出来高が大きくなるわけではありません。長期で投資を行う方にはそれほど関係ありませんが、短期・中期で売買される方に関しては、逃げることが出来ないというほどの少なさでは無いですが、一時的に大きく盛り上がって出来高急上昇してしまった場合には、そのあとの反動が大きめの銘柄でもありますので、売り時はしっかり見極めながらインしていくことも頭に入れながら取引をしていただければいいのではと思います。
まとめ
今回はJASDAQ銘柄のイメージワンについてご紹介してまいりました。
知る人ぞ知る企業ではあると思いますが、ドローンに関する経験も今後より活かすことが出来るポテンシャルを持っている企業でもあります。
今後イメージワンがどのような方向性をもって新しい技術をドローンに活かしてくれるのか。そんな部分も注目しながら銘柄としてのイメージワンも追っていきたいと思います。
※投資はあくまでも自己投資の原則でお願いいたします。今回の内容も投資判断のひとつのツールとしてご利用いただければと思います。
それでは本日もありがとうございました。