2010年代の国内黎明期から徐々に知名度が上がってきて、2020年代には大きな飛躍が見込まれていると言われているドローン業界。
その業界の仕事の中でも、今回はドローン企業で働く営業職について実際にどのような仕事をしているのかであったり、どうすればドローン企業に就職できるのかと言った内容をお伝えしていきたいと思います。
ドローン企業での営業職の仕事とは
みなさんのドローン企業のイメージはどのようなものでしょうか?
と思われている方も多いと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。ドローン業界の中で求められている業務やスキル。そしてこういう方向性を持った人がドローン企業での営業職に向いている、といった部分をお伝えしていきたいと思います。
営業職の現状と業務内容
まずドローン業界自体は空撮が当たり前になってきた中で、ドローンの空撮素材の需要は高まっており、仕事の取りやすい!…と思われるかもしれませんが、その部分は一長一短の部分でもあります。確かに知名度的には上がってきたため、顧客側でも受け入れやすくなっている反面、それだけ有名になってきたドローンの空撮です。ライバルとなる同業者も増えてきており、それだけ空撮案件を受注するための難易度も上がってきております。
そのため営業でもありますが、現代のドローン営業職で働かれている方の傾向としては企画色も加えた企画営業職という側面が強い傾向になります。革新的な機能があれば別ですが、空撮で案件を獲得する時には他社との差別化を図る必要があります。その際に料金的な部分では機材費や人件費などがあるために、削ることが少なめというのが現状です。その中で創意工夫をしながら他社との差別化を図って契約まで結びつけることも営業職の魅力の一つとなってくるでしょう。
それに加え現状ドローン企業の多くは少数精鋭で運営している企業がほとんどです。そのため営業以外にも現場に向かったりなど泥臭い仕事も入ってくることがあるので、ベンチャー気質な組織である傾向もありますので事前に情報として頭に入れておくべき事項でしょう。
必要なスキル・要素は
前述の内容も踏まえてドローン業界の営業にはどのようなスキルや要素が必要なのでしょうか。
まずベンチャーである確率が高いため、臨機応変に対応できる柔軟性や新しいことを楽しむことが出来る好奇心、などは営業職に必要な要素となってくるでしょう。どうしても人手が足りない、となった場合には他の方のヘルプに向かったり、撮影現場での作業補佐を行うこともあるかもしれません。そんなイレギュラーな環境でも、その環境を楽しむことが出来るというのは一つの適正の要素になってくることでしょう。
また少し精神論的な部分にもなってきますが、ドローンの可能性を信じビジョンを持っているということも重要な要素となってきます。前述の通り泥臭い仕事などもくる場合があります。まだ未開拓なジャンルに進むことによって、前例が無いため迷ったりすることもあります。そのような困難な状況に陥った時にでも、自分のモチベーションを保つことはご自身のキャリアにとっても、非常に良い影響を与えてくれることでしょう。また自分軸で判断していくことは自分の糧や経験ともなりその後のキャリアにも大きな影響を与えてくれることだろう。
実際に行う業務
それでは営業職ではどのような業務が行われているのか、一部をご紹介していきたいと思います。
一般的に想定される業務としては下記のようなものが考えられます。
想定される業務内容
●撮影案件獲得
●ドローン関連情報収集
●販促戦略の立案
上記のような業務が想定されます。
まずは撮影の案件獲得というところが一番分かりやすい営業の仕事という形になると思います。どのような企業や店舗などに需要があるのかを把握しアプローチしていくこと。そしてただ単に空撮を撮る、というところだけではなく、どのようなプロモーションを行うためにこの空撮を撮るといったクライアントがどのようにその素材を使用して顧客へのアプローチに活かすことが出来るのか、という部分までをプレゼンするところまでを行えればより関係性を築くことが出来るでしょう。
またクライアントへのプレゼンテーションを行うためには、日々のドローン業界のトレンドを追っておくことも仕事のひとつとなります。年々進化していっているドローンの機能を駆使し、新しいソリューションを作り出すことが出来ればそれがビジネスの種となります。その業務のパイオニアになることが出来れば、あなたのビジネスパーソンとしての価値も大きく上昇させることが出来るでしょう。
また販売戦略の立案ということで、ドローン撮影には多くの関係者を巻き込んで行っていく業務でもあります。対クライアントの部分もそうですが、社内での案件管理やメンバーとのコミュニケーション。そのような社内的な信頼関係からより効率的な販売戦略を立案し、その関係性から現場での安定した作業にまで繋げクライアントへの信頼を獲得する、と言った一連の作業工程の管理も営業の仕事になってきます。
まとめ
今回はドローン企業での営業職について業務内容などをご紹介してきました。
実際の業務などを実例としてご紹介してきましたが、前述の通り一部の業務の紹介になりました。それはドローン業界自体がまだまだ手の届いていない、気づいていない業務の伸びしろがまだまだあるので、そこを見つけるということが出来れば可能性が大きく広がるため、営業に携わった方はそういうものを開拓していくチャンスがある、という意味で一部という言葉でお伝えさせていただきました。
新しいソリューションを作ることはもちろん、既存の空撮素材もまだ気づいていないような潜在的顧客にアプローチすれば、それが大きな商売になっていくかもしれません。
このようにまだまだ果てしない空のように広がったドローンの可能性に希望や野望を感じることが出来るのであれば、是非ドローン業界にもチャレンジしてみては、と思います。
それでは本日もありがとうございました。